遠い思い出 14
私は、この生徒のためにも彼等を差別する教育,彼等を排除する学校集団があってはならないと思い,機会ある毎に会議などで発言した.特に知能検査でその子たちをクラス分けしたと公言した教頭には,知能検査が万能なのか,知能だけで教育に差別があって良いのかと食って掛かり大声で怒鳴られたりもした。しかし、私の言い分が通ったのか2学期からこの能力別学級は解体して適正な学級集団が成立した。そしてこの生徒たちとは、ばらばらになった。しかし、短期間だったけれど彼等から教わったことは多かった。これからの私の教育実践にどれだけ役だったことか。ここから一年半普通学級の担任として又社会科の教師としてこの学年の生徒たちと学習をしてきた。
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